学会概要

大阪数学教育会について

名称 大阪数学教育会 Osaka Society of Mathematical Education
事務局 大阪市天王寺区南河堀町4-88
URL https://osme1976.org/osme
沿革

昭和50年夏、日本数学教育学会第57回総会・全国数学教育研究大阪大会が、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・高等専門学校・大学などにおいて算数数学教育に携わる数多くの先生方の協力のもとに、盛大に開催されましたが、その準備段階から、それぞれの校種の枠を超えて、お互いに「数学教育」全体を眺めた立場から、その研究推進にあたる機関が必要ではないか、すなわち、「小・中・高一貫の望ましい教育課程」とその指導に対する適切な研究母体が必要ではないかということで、大阪数学教育会は、昭和51年11月13日に設立されました。
こうした会の発足から、毎年12月に総会を開催し、小中高から研究発表を、また、各部門から研究報告を行い、会員相互の交流を深め、大阪の算数・数学教育についての相互の理解を深めています。さらに、総会では総合講演を行い、時節にあった数学教育に関する講演を行ってもらっています。また、それらは、会誌にまとめています。

大阪数学教育会は、大阪市小学校教育研究会算数部、大阪府公立小学校算数教育研究会、大阪府公立中学校数学教育研究会および大阪高等学校数学教育会の小学校・中学校・高等学校の先生方、そして大学では数学教育だけでなく数学の様々な分野や情報教育・幼児教育の専門家も含まれる実にバラエティに富んだメンバーが集まる日本の都道府県では唯一の研究組織です。このような環境を生かして、互いに交流を深め、それぞれの校種や専門領域で大阪の算数・数学教育を発展させてきました。

目的 本会は数学教育に関する研究・実践と進歩普及を図り、大阪の数学教育の発展に寄与することを目的とする。
事業 (1) 研究及び調査
(2) 学会誌及び図書の刊行
(3) 会報及び会誌の発行
(4) その他、本会の目的を達成するに必要と認められる事業
研究と活動

本会では、大阪市小学校教育研究会算数部、大阪府公立小学校算数教育研究会、大阪府公立中学校数学教育研究会および大阪高等学校数学教育会の各研究会での研究の総括及びまとめとして、毎年12月に、毎年12月に総会を開催し、小中高から研究発表を、また、各研究会および大学から研究報告を行い、会員相互の交流を深め、大阪の算数・数学教育についての相互の理解を深めています。さらに、総会では総合講演を行い、時節にあった数学教育に関する講演を行ってもらい、討議、交流が行われています。また、それらは、会誌にまとめています。

また、近畿算数・数学教育研究大会は日本数学教育学会の下部組織で、近畿6府県で毎年1回開かれる。近畿算数・数学教育研究大会大阪大会では、本会がその運営にあたっています。

出版物 総会で発行される大阪数学教育会会誌を年1回発行しています。
入会方法 本会の趣旨に賛同し、入会を申し込み、所定の会費を納入すること。
会費 会費は、毎年度6月末日までに納入するものとし、名誉会員および正会員は年額1500円、賛助会員は年額1口10000円とする。
事業年度 会の事業年度は毎年7月1日に始まり翌年6月末日に終わります。

会長挨拶

このたび、会長に就任いたしました。長年にわたり、大阪数学教育会の発展に力を注いでこられた柳本朋子先生の後任という大役をおおせつかり、身の引き締まる思いをしています。精一杯務めてまいりますので、皆様のご協力、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和元年11月15日、大阪で開催されました第66回近畿算数数学教育研究会大阪大会は皆様のお蔭をもちまして無事に盛会に終えることができました。大阪数学教育会・会長の柳本朋子先生のもとで、準備の中心となって取り組んでくださいました森副委員長をはじめとする大阪府公立中学校の先生方、そして副委員長・部会長はじめ各部会の先生方には心より感謝申し上げます。その折は、副会長として、皆様の準備をそばで見ることしかできませんでしたが、大変な作業を前向きに取り組まれている様子に本当に感激しました。そのエネルギーこそが大阪の算数・数学教育の源泉だと思いました。その後、コロナ禍で世界が震撼とする中で会長の柳本先生の後任として、総会において、会長職を拝することになりました。柳本先生は長年にわたり、この大阪数学教育会の会長として、大阪算数・数学教育の発展に尽力されてきました。その功績を思うとき、その後任としては力不足ではありますが、謹んでお受けしたいと思います。

新学習指導要領による学習が令和2年から小中高と順次、実施されます。コロナ禍で未曽有の事態が学校を襲っている現在、児童・生徒のために生き生きとした算数・数学教育がこれまで以上に望まれます。今回の指導要領改訂の目玉は、「主体的・対話的で深い学び」の育成のために、不断の授業改善を目指す所にあります。そのために、「数学的な考え方」の育成がポイントになると考えています。学習指導要領には、これまで以上に、かなり詳しい内容が書かれてあり、その意味についてもう一度目を向けることは大切でしょう。

そして、ご存知のように2024年には全国算数・数学教育研究(大阪)大会が開催することになりました。大阪の算数・数学の力の結集が求められています。非力ではありますが、全力で取り組みたいと思っています。何卒、よろしくお願いします。

大阪数学教育会は、小学校・中学校・高等学校の先生方、そして大学では数学教育だけでなく数学の様々な分野や情報教育・幼児教育の専門家も含まれる実にバラエティに富んだメンバーが集まる日本の都道府県では唯一の研究組織です。このような環境を生かして、互いに交流を深め、それぞれの校種や専門領域で大阪の算数・数学教育を発展させ、併せて、2024年の全国算数・数学教育研究(大阪)大会に向けて、その成果を広く伝えていけることを切に願っております。

大阪数学教育会 会長

瀬尾 祐貴