教育会概要

大阪高等学校数学教育会について

名称 大阪高等学校数学教育会

Osaka Association for High School Mathematics Education

事務局 ●●●●●●●●●●●●●●●
URL http://osme1976.org/highschool/
目的 数学の研究を盛んにし,またその普及をはかり,関係諸部面とも協力して学術文化の向上発展に寄与することを目的とする.
事業 (1) 学術的会合の開催
(2) 学会誌及び図書の刊行
(3) 数学に関する図書及び雑誌の収集整備
(4) 数学研究の奨励及び数学に関する業績の顕彰
(5) 数学研究者の育成
(6) 数学研究の交流及び数学の研究成果の普及
(7) 社会における数学基盤の整備
(8) 数学の発展及び普及のための調査・研究
(9) 国内外の関連学会、諸団体との連絡及び協力
(10) その他この法人の目的を達成するために必要な事業

会長挨拶

このたび、会長に就任いたしました。長年にわたり、大阪数学教育会の発展に力を注いでこられた柳本朋子先生の後任という大役をおおせつかり、身の引き締まる思いをしています。精一杯務めてまいりますので、皆様のご協力、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和元年11月15日、大阪で開催されました第66回近畿算数数学教育研究会大阪大会は皆様のお蔭をもちまして無事に盛会に終えることができました。大阪数学教育会・会長の柳本朋子先生のもとで、準備の中心となって取り組んでくださいました森副委員長をはじめとする大阪府公立中学校の先生方、そして副委員長・部会長はじめ各部会の先生方には心より感謝申し上げます。その折は、副会長として、皆様の準備をそばで見ることしかできませんでしたが、大変な作業を前向きに取り組まれている様子に本当に感激しました。そのエネルギーこそが大阪の算数・数学教育の源泉だと思いました。その後、コロナ禍で世界が震撼とする中で会長の柳本先生の後任として、総会において、会長職を拝することになりました。柳本先生は長年にわたり、この大阪数学教育会の会長として、大阪算数・数学教育の発展に尽力されてきました。その功績を思うとき、その後任としては力不足ではありますが、謹んでお受けしたいと思います。
新学習指導要領による学習が令和2年から小中高と順次、実施されます。コロナ禍で未曽有の事態が学校を襲っている現在、児童・生徒のために生き生きとした算数・数学教育がこれまで以上に望まれます。今回の指導要領改訂の目玉は、「主体的・対話的で深い学び」の育成のために、不断の授業改善を目指す所にあります。そのために、「数学的な考え方」の育成がポイントになると考えています。学習指導要領には、これまで以上に、かなり詳しい内容が書かれてあり、その意味についてもう一度目を向けることは大切でしょう。
そして、ご存知のように2024年には全国算数・数学教育研究(大阪)大会が開催することになりました。大阪の算数・数学の力の結集が求められています。非力ではありますが、全力で取り組みたいと思っています。何卒、よろしくお願いします。
大阪数学教育会は、小学校・中学校・高等学校の先生方、そして大学では数学教育だけでなく数学の様々な分野や情報教育・幼児教育の専門家も含まれる実にバラエティに富んだメンバーが集まる日本の都道府県では唯一の研究組織です。このような環境を生かして、互いに交流を深め、それぞれの校種や専門領域で大阪の算数・数学教育を発展させ、併せて、2024年の全国算数・数学教育研究(大阪)大会に向けて、その成果を広く伝えていけることを切に願っております。

大阪数学教育会 会長

瀬尾 祐貴